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レビュー

ちょっと久しぶりに映画のレビューでも書こうかなと。そもそもこのブログってエンタメ紹介ブログだったし。
漫画はこの前紹介したけど、んー最近読んだのは「ハカイジュウ」と「世界鬼」で、どっちもバケモンとかと人間が戦う感じなんですけど、ハカイジュウは第二部始まってこれからなんでしょうけど、第一部の終わりがもうどうしようもない感じだった、打つ手無しみたいな意味でね。なんかどっかで方向転換するのが普通なのかなとも思うんだけど、ハカイジュウはそのまま話を直進させてって、行き着くとこまで行っちゃって、もうその方向は行き止まりだから第二部からどうするのかなって。てかあのラスボス郡どうすんのっていう事で気になる漫画。
世界鬼は9巻?ぐらいから一気に絵が上手くなって、でもこの漫画は内容が面白かったので絵の下手さとかよりも内容で読み進めた漫画でしたね。画力高けりゃいいわけじゃないからね。
あと「ダーウィンズゲーム」も読んでみて、先が気になる漫画ですね。最近はほんと全部人がボロ雑巾のようにペチョンペチョンになってく漫画ばかり読んでますね。溜まってるのかなぁー。

そんな殺伐とした精神と相反するような感じでこんな音楽を聞いていました。


ROTH BART BARON / 氷河期#2(Monster) - YouTube


でもこの人らも楽曲の雰囲気と歌詞が別のベクトル向いてるような。それが心地いいんですけどね。
さ、そんなわけで映画。

「トランストリップ」


映画『トランストリップ』予告編 - YouTube


人を不安にさせるから上映禁止になったというこの映画。レンタルと販売のみになったんだっけかな。最近観たものの中では一番感じるものがあったというね。触れ込みはよくあるようなものかなと思ってたんですけど、ほんとにその不安にさせる演出が上手いんですよね。
何か得体の知れないものが要所要所に出てくるような漫画「不安の種」とか、あんな形では無い。ていうか何も出てこない。
開始十分ぐらいだったかなー、取り敢えず目的地へ車を走らせる道中での出来事、陽気なBGMをかけながら走っているんですが(そのBGMの選曲もロックとかじゃなくて、古いPOPなのかな?カントリーかな?まぁオールディーズ的な感じが車内の緊迫している雰囲気とズレてて違和感あってその心地悪さが作品全体の雰囲気を底上げしててよかった)

途中で子犬が捨てられていて、ヒロインがそれを拾うし、周りの皆もそれに賛同して犬も一緒に行くことになるんですよね。
でもちょっと走ってたら犬が吠えてて、周りの一人が言うんですよね、「ウルサイから捨てよう」みたいな感じで。で、ヒロインは抵抗するんだけど、他の皆もそうしようそうしようみたいな。最初っから乗り気じゃなくて犬も連れて行く事になったなら、その反応もまぁ分かるんですよ。でも違う、モノを捨てるような感覚で即断即決で、決めちゃってて。そのシーンでね、この映画ヤバイなとは思いましたね。笑

不安だけでなく混乱を招く要素もあって、それは周りの人に悪意が無いことだと思うんですよ。ヒロインはその周りとの価値観とのズレや、貰った薬の影響もあって、どんどん精神的に追い詰められて行くんですけど、最終的にはボロボロになったヒロインを皆ね、泣いたりしながら助けようとするんですよね。その助け方も至って普通でお医者さんとこ連れて行こうみたいな感じで、まぁその医者も医者じゃなかったんだけど、それは周りの人らは知らなくて、むしろその助け方に反発してたし。だからよくあるサイコホラーの異常者とは違うんだと思うんです。

ただ各々が好きなようにやりたい自由人的な発想で、他人がどう思うかっていう考え方が根底に無いのかな。自分がその時どう思ったかだけで行動する人達なのかな。だからか悪意なく傷つけるような行為をしてしまう。普通に嘘をついたり、普通に抗精神薬みたいのあげちゃうし、普通に催眠術をかけたりするし、普通にセクハラとかするし。悪気はなくて、それが普通だから当然のようにしてて、自分と他人との境界線が無いような人達の映画かなと。
僕はこういう人達が一番怖いなと思うんですよね。分かってないぶんタチが悪いから。最初は普通だと思ってたけど付き合っていく内に「あれ、この人ちょっとおかしいかな?」って疑問に思うのって日常でもあることだと思うんですけど、その辺りの不穏さ不信感とかが上手く描かれている作品だと思いました。モヤモヤしたい人におすすめですね!居ないかそんな人。まあサイコホラー好きな人は観てもいいんじゃないでしょうか。