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「ゼロ・グラビティ」について書いておきたかった。

それはそうとちょっとこれは書いておきたいなぁという作品。若干、ネタバレ含みます。
ゼロ・グラビティ

映画『ゼロ・グラビティ』予告5【HD】 2013年12月13日公開 - YouTube
ね。物凄い推されてますねこの作品。僕がね観終わった後にも、まぁ今でも思える感想としては「凄い映画」だったなということです。
面白いとかいい話だったなとかいうよりも、まず凄いが出てくる。それが観終わって暫く経っている今でも凄かったなっていう一言に尽きるんですよね。
僕はストーリー中心で考える人間なのですが、この凄いに関しては映像に関してです。話は正直、薄い!
SFものになると思うんですけど、SFドキュメンタリーかなぁ。それぐらいねリアルに描こうとしてて臨場感とか伝わってくる、確かにこりゃあね、宇宙行ったらこんな感じなんだろうこれがもう答えになってんじゃないのか?と思えるぐらいに映像にリアリティがありました。それも3Dで体験して、これ4Dとかでも上映してんだっけかな?4Dとか未知なので分からないですけど、3Dでもね、ぶーわぁーって宇宙船の鉄くずとか隕石とかこっち向かってきて「ああああ危ない危ない過呼吸になる!パニックになる!」っていうぐらいね。そりゃ凄いもんですよ。

だからその話をねー、そんなに起伏の連続とかどんでん返しとかね、してない、、いやしてなくもないんだけど同じことの繰り返しなんですよね。調査しに来たけど、ああこれはダメだ!うわっしかも事故起きてる命の危機!逃げなきゃ!ああもうこりゃ一旦地球に還るしかない!どうやったら還れるんだろー!っていう内容ですよ。なんですかこれは。
それででなぁ、その一つ一つがリアルに描かれてるように見せるんだけど、でも総体的に見るとやっぱりフィクションなんだよね、ドキュメントっぽく作ってるけど一つ一つのエピソードは「え、そんな事が起こる?起こったとしてもそうなるの?」みたいなさ。

登場人物が二人しか出てこないってのも宇宙を舞台にした話で、それ以外は全員死んだとか逃げたとか言ってもリアリティに関したら、それはちょっと考え難い。それで二人で励まし合って宇宙空間でも命綱とか切れてぐるんぐるん回りながらどっか飛ばされちゃってんのに、なんとかもう一人に捕まえられて、その一人は常時な、冷静沈着でジョークもかますようなおっさんだったりで、まぁそれで見つけた宇宙ステーションもところどころが爆発したりして、主人公な、結構な過酷な環境下で奮闘しててな、頭も消火器にガーン打ち付けたり、先述の縦に身体ぐるんぐるん回りながら、それも結構長い時間飛ばされてるように思えるの、観てるとさ。


それでも五体満足でな、「ちょっと気持ち悪いわ」みたいな言ってるだけで、怪我もかすり傷程度のもんだわ、えええええ?そうなん?!目の前を宇宙船の欠片とかビューン通り過ぎるぐらいの、死線でだなぁ。大体その消火器のシーンも爆発の衝撃で頭打ちつけて主人公が朦朧としながら浮遊してんだよね数秒間、足元でボッカンボッカン爆発してて、その連続爆発は映画っぽいんだけど、でもその頭打ち付けるとこはリアリティなんだよね。


それとこの映画のスピンオフも観ましたが、


Aningaaq (HD) - YouTube

なんや地球のどっかと無線がたまたま偶然繋がって!それで言葉は通じないんだけど、そこに生きる人の温もりや、近くに居る犬の鳴き声とか聞いて、ちょっともう無理かもって絶望しかけた主人公が「ああ地球に還りたい生きたいわー」ってやる気取り戻すシーンがあって、分からなくはないんだけど、その偶然具合と相手との掛け合い、そのバランスが絶妙?微妙?その中間みたいな。監督のセンスなんだけど、なんかそういうさシリアスとかリアリティやフィクションのバランスが、この映画は絶妙と微妙の中間にあるんだよね。

なんかなー監督はこれわざわざカメラ作ってんだよね、この映像を撮るためだけにカメラとか作ってさ何回も失敗して、公開出来ないかもしれないみたいな状態で必死に作った作品だからかな?どうにも話に粗がありすぎるんだよなぁ。映像は頑張りました!話も一応それっぽく作ってます詰めは甘すぎるけどね!っていう作品でしたよこれは。

だからねー、その頑張りは分かるんだけど、なんかこれが今年一みたいなさぁ持ち上げられ方されてるとなぁ?僕みたいな変わりもんはー、異端者はー、異端児はー、「はああ?」ってなるんですよねぇ~。
人に薦めやすいし、映画館が遊園地のアトラクションになるような技術の進歩を実感できる点で、素晴らしいことだと思うんだよそれは。そんな映画は絶対に必要だし、こういう映画が増えていくことで映画館も助かるんだよね。これは家ではなかなか体験出来るものではないだろうからね、現状では。
だから映画業界的には素晴らしいし、持ち上げることで話題作にすることで映画館に足を運ぼうぜってのもね、そういう狙いもあると思うんだよ。

でもやっぱり話だけで頑張ってるさ、SF映画だけで言ってもさ2001年宇宙の旅とか有名だけど、近年では「月に囚われた男」とかね、あの映画本当に良かったんだよね。そういう良作が埋もれて、これがSFの金字塔やら今年度の一番みたいな言われ方はねぇ。映画ファンとしてはさ、腑に落ちない。
だからちょっと一言どころじゃないけど、書かせてもらいました。納得は行かない作品ではあったかなぁ。
パシフィック・リムとかも観たけど、あれも凄いなぁで終わっちゃうんだよなぁ。話が大味なんだよなぁ~トランスフォーマーとか、もうハリウッド的な匂いがぷんぷんするよー。

しかし映画に求めるものってエンタメ要素だったりすると、そういうドカーンボカーンジャンジャジャーン!キラキラピカピカ!みたいな擬音で言えちゃうような作品だったりするわけでね。個人の好みの問題だし、必要ではあるからなぁ。いいけどもっと他に頑張ってる映画もあるからそっちもよろしくねぇ~っていう事をねぇ僕は言いたいんですよね。
まあ映画業界を活性化するために必要な作品ではありました。同じこと何回も言ってるなこれ、この映画と一緒になってきた。まぁでも絶賛は出来ないけど観る価値はあると思うので時間がある方は足を運んでみては如何でしょうか。