「インターステラー」レビュー

いやーいいですねSmall pools。好きです。


Smallpools - Dreaming (Official Video) - YouTube


洋楽はなんであれボーカルの声が好みの人が多いんだろうか不思議なんですよね。特に男性。声フェチとしましてはね非常に大事な部分で、もしこの声の人が日本語で歌ったらまた違う感じになるのかなとか想像するんですけど、ああ、そういえばそんな人らも居たような。その人らの歌は外人さんの声だからいいなぁとは思わず。外人さんの声は英語の発音とよく馴染んでいるからいいのかもしれない。んー結論が出ない。
邦楽ではAwesome city clubいいですね!家でBGMとして凄くいい。


Awesome City Club - 4月のマーチ - YouTube


ゲーム好きなんですけどずっとBloodborneやってて、やっと一周目クリアしましたが、このゲームはソウル系と呼ばれてるゲームの流れでDAEMONS SOULやDARKSOULを作った会社の新作ということで。続編ではないのですが僕はDARKSOUL1と2を遊んだことがあって凄くハマったんですよね。魅力としては死にゲーと呼ばれてるぐらいにすぐ死ぬ。化け物にすぐぶち殺されるし足場が不安定な場所から落ちても即死。ある程度の高さだったら体力をレベル上げときゃなんとかなる場合もあるけど。

取り敢えず敵に囲ませないとか、雑魚相手にも常に気をつけないといけなくてDARKSOULなんか5億回ぐらい死んでそれでも楽しかったという。子供の頃だったら腹立ってコントローラ投げ飛ばしてたと思うんですけど今は大人なので、どうしたら上手くいくかを考えて再度プレイするっていう、著しい成長を遂げましたね。
そのね、緊張感がたまらないんですよね、角曲がったら敵居るかも?!ってビクビクしながら散策するわけですよ。遠くに敵居るから恐る恐る近づいたらあっという間に距離詰められて頭から喰われるとかね。しかし今回のbloodboneはそこまで死ななかった4億回ぐらいで留まりましたね。あ、最後死亡回数出なかったような気がするな、これ一応ネタバレになるのかな。なんか啓蒙っていうアイテムを持ちすぎなければ難易度も上がらないので初心者にも優しい設定ですよね。まぁそれでも死にますけどね。

ダークファンタジーであり、化け物相手に緊張感ほどばしりながら進むことはホラー映画を体験しているようであり、切り刻む際の効果音や幾度も死線を乗り越える度に得られる爽快感、達成感、と同時に恍惚感!武器が少なく防具もお飾りのようなもので敵も少し少なめだったかな。そんな多少の不満はありましたが面白いゲームでした。世界観がほんと好きだったなー。


Bloodborne(ブラッドボーン) ローンチトレーラー - YouTube



あと漫画「バイオーグトリニティ」読んだりしてて、画力最高ですよねほんと。結構分かりにくい話ではあるんだけど、主人公たちには穴が開いていてその穴を通して色々取り込めるんですね。鉛筆でもバイクでも昆虫でもなんでも。取り込むとその取り込み物の特徴を自分と融合することが出来ると。それをファッションや武器なんかに利用したりして、でもそんな人らを排除しようとする人らも居てガチャガチャするっていうような話で。
一見アクション漫画なんですけど、描いてるのは天上天下とかエアギアの人で原作は舞城王太郎。舞城さんは「好き好き大好き超愛してる。」しか読んだことないのですが、舞城さんって愛じゃないですか。なんかどっか愛を書いてるイメージがあって、この漫画も根底には純愛、青臭い純愛があって、その漫画の画力とサブカル的要素散りばめられている上での青臭さ。これはねぇ簡単に言ったらオシャレ漫画です。貶してないですけどね!オシャレなの好きなのでね!漫画は内容が面白けりゃ絵は二の次ですけどどっちも素晴しけりゃそれが一番かと。恋愛漫画も読むので今のところ読み続けようかなと思う内容ですかね。

 

 



さて最後に映画。これは書かなくてはと思った一本です。

インターステラー

SF映画なんですけど、それも事細かい理論とかも絡めてて、それも実際に権威のある人とか招いて作られたということで。このクリストファー・ノーラン監督って僕大好きなんですけど、いつもバランス感覚凄いなと思っていて、「インセプション」の時もそうだったけどハードSFと言ってもいいぐらいの内容に娯楽要素も混ぜて、それもどっちの要素に偏ることもなく中心を貫くというかね。SFって偏りがちだと思うんだけど、今回のこの映画は親子愛に焦点を当ててるから、そこを中心にSF要素が渦を巻いているような印象を持ちました。三時間近いのにダレることなく最後まで集中できたってのも、話の運び方が上手いのだろうなとも思いましたし。

色々と突っ込む人も居るんでしょうけども、特に最終的な流れが超常的な感じと言うか、元々SF映画なんだけど今更ってのもあるんだけども。あの流れは僕としては無理ない流れに思えたんですけどね、SF要素かつ親子愛があの流れ、あの空間、超個人的なアカシックレコードみたいなあの空間にはありましたよねぇ。笑 
アカシックレコードってのは別次元とかに地球上の始まりから終わりまでが全て記録されている空間みたいなそういう都市伝説?次元伝説?みたいのがあるみたいでオカルト好きな僕としてはあったらいいなと思ってるんですけどもね。
突っ込むとことしては、最初にある惑星に行くんですけど、そこ行くと一時間が地球での七年に相当すると。だから早く活動しなきゃね!っていう件があるんですけど、それって重力が凄いからで、重力凄いと時間の流れも変わるらしくて。

でも主人公たちそんなに重力の影響を受けてないように、普通に動いてんだよねぇ。あれどういうこと?宇宙服の力のおかげ?パワードスーツみたいなものなのかなあれ。それとも俺の解釈が間違ってんのかな。重力が重いと体重も増えるし、増してや水の惑星みたいなとこで動きにくさも拍車がかかって仕方ないはずなのに、地球上での動き方と変わりないのが違和感でした。それぐらいです。

以前ね、このブログでちょっとねグラビティゼロに関して書いたんですけど、あの映画も娯楽っちゃ娯楽なんですけど、アトラクションだったよなぁと。遊園地映画みたいなさ、やっぱり映画には俺はストーリーがあってほしいなと思っちゃうんですよねぇ。その点ねこのインターステラー、SFと娯楽が上手いこと絡み合ったなぁっていう。

SFって言っても近未来を舞台にしたサバイバルゲームとかさ、別次元、パラレルワールドでのラブストーリーみたいのもありますけど、宇宙をベースにしてて、別の惑星に行くにはワームホールを使うとか、ブラックホールの地平線(事象の地平線)ってのがあって、その地平線の力を使えば別んとこに逃げられると。ブラックホールギリギリだから飲み込まれちゃうどうしようってなって「ペンローズ過程」っていう、理論を使ってんじゃないかっていう部分とかね。特異点とかいう単語(ブラックホールの中心には大きさは無いけど密度が無限大)なんていう、もう想像を遥かに超える、これがSFの醍醐味なんですけど、そういうガッツリしたSF要素にも真っ向から取り組んでるんですよね!ここら辺きっちりと解釈を見せようとするその心意気がたまらんわけですよね。でも娯楽要素も詰め込んでるんですよ、真逆の要素ですもんね、これって。実験的な映画だわー。

凄く楽しめた映画だったんですけど、万人にお薦めできるのかなー。SFに興味ない人は、でも親子愛だけでも伝わるのかなー。また観たい映画ですね。陳腐なさ、男と女の愛がどうこうで結末迎えるみたいな感じじゃないとこも好きでしたね。やはりクリストファー・ノーラン監督、素晴らしいなと改めて思った映画でした。


映画『インターステラー』最新予告編 - YouTube